WSJFとは?WSJFの基本的な計算式と目的を解説
WSJF(Weighted Shortest Job First)は、アジャイル開発やSAFeで使われる優先順位付けの手法で、最も価値が高く、かつ早く終わる仕事から着手するための指標です。
WSJFの基本的な計算式
WSJFは次の式で計算します。
WSJF = Cost of Delay(遅延コスト) ÷ Job Size(作業規模)
各要素の意味
① Cost of Delay | 遅延コスト
この仕事を後回しにすると、どれだけ損をするかを表します。通常、次の3つの要素の合計で評価します(相対値でOK)。
Cost of Delay を構成する3つの要素
ユーザー価値(User/Business Value)
顧客やビジネスへの価値の大きさ
時間的切迫度(Time Criticality)
締切や市場機会など、早くやるほど有利か
リスク低減・機会創出(Risk Reduction / Opportunity Enablement)
技術的リスクを下げる、将来の可能性を広げるか
② Job Size | 作業規模
その仕事にかかる工数や複雑さを表します。
ストーリーポイントやTシャツサイズ(S/M/L)など、相対見積もりで評価します。
| 項目 | 価値 | 緊急性 | リスク低減 | Job Size | WSJF |
|---|---|---|---|---|---|
| A機能 | 8 | 5 | 3 | 4 | (8+5+3)/4 = 4.0 |
| B改善 | 5 | 9 | 2 | 8 | (5+9+2)/8 = 2.0 |
この場合、A機能の方が優先度が高いと判断されます。
WSJFの目的
WSJFは、感覚や声の大きさで決めないための仕組みです。
✅ 定量的に優先順位を比較できる
✅ 経済合理性がある
✅ チームで合意しやすい
WSJFを使う時の補足ポイント
💡 数値は絶対値ではなく相対評価でOKです。(1〜10など)
💡 完璧な精度より、議論の材料にするのが重要です。
💡 定期的に見直すようにします。







