プロダクトマネジメント・プロジェクトマネジメントで使える分析方法
プロダクトマネジメント(PdM)とプロジェクトマネジメント(PjM)は混同されがちですが、プロダクトマネジメントは何を、なぜつくるか(価値の最大化)、プロジェクトマネジメントはどう、いつまでにつくるか(実行の最大化)に焦点を当てます。
それぞれの役割で欠かせない代表的な分析手法を整理しました。
プロダクトマネジメント(PdM)向け分析
市場や顧客のニーズを理解し、つくるべきものを定義するための手法です。
3C分析(市場環境分析)
戦略立案の定番です。以下の3つの視点で、自社の勝ち筋を見つけます。
| Customer (市場・顧客) | Competitor (競合) | Company (自社) |
|---|---|---|
| 市場規模や顧客ニーズの変化 | 競合のシェア、強み・弱み | 自社のリソース、独自の強み |
狩野モデル(優先順位付け)
顧客満足度を、機能の充足度と感情の2軸で整理します。
| 当たり前品質 | 一元的品質 | 魅力的品質 |
|---|---|---|
| あって当然。ないと不満が出る (例)スマホの通話機能 | あればあるほど満足度が上がる (例)バッテリーの持ち | なくても困らないが、あると感動する (例)革新的な新機能 |
プロジェクトマネジメント(PjM)向け分析
納期・予算・リソースを管理し、計画通りに完遂するための手法です。
PERT図(工程管理分析)
タスク間の依存関係をネットワーク図で可視化します。

クリティカルパス
全工程の中で、ここが遅れたらプロジェクト全体が遅れるという最長経路を特定します。
根本原因分析(RCA: Root Cause Analysis)
トラブルが発生した際、再発防止のために行います。
なぜなぜ分析
「なぜ?」を5回繰り返すことで、表面的なミスではなく、組織的な構造欠陥に辿り着きます。
両方で使える共通のフレームワーク
SWOT分析
現状を把握し、戦略を練るために使います。
| プラス要因 (目標達成に有利) | マイナス要因 (目標達成に不利) | |
|---|---|---|
| 内部要因 | Strengths 強み | Weaknesses 弱み |
| 外部要因 | Opportunities 機会 | Threats 脅威 |
マトリックスによる優先順位付け(アイゼンハワー・マトリックス)
タスクや機能を重要度と緊急度で分類し、リソースの配分を決めます。
| 第1象限 緊急かつ重要 ★★★ | 第2象限 緊急ではないが重要 ★★★+ |
| 第3象限 緊急だが重要ではない ★☆☆ | 第4象限 緊急でも重要でもない ☆☆☆ |
どの方法を優先すべきか?
もし、新しい機能を企画している段階なら、まずは狩野モデルでユーザーの期待値を整理することをお勧めします。
逆に、開発遅延に悩んでいるのであれば、PERT図でボトルネックを特定するのが先決です。







