ZoomなどのWeb会議で、ミラーリング(左右反転)された状態の映像を相手にも共有する方法
ZoomなどのWeb会議で、自分のPC画面では普通なのに、相手のPCに映っている自分の顔に違和感を覚えることがありますよね。
これは、自分のPCではミラーリング設定がオンになっているけれど、相手側にはミラーリング設定オフ状態の実像が映っているからです。
- ミラーリングしないと顔がおかしく見える理由
- ミラーリング設定をオンにすれば自分の画面では鏡のように映る
- 相手側に映る自分の映像をミラーリングさせて送る機能
- 相手にミラー映像を送りたい場合の対策
- OBS経由にすることで相手側にも自分のミラーリングされた映像を送る
- まとめ:ZoomやTeamsで相手にもミラーリング(左右反転)された映像を送るには
ミラーリングしないと顔がおかしく見える理由
見慣れている顔と違うから
一番大きな理由は、私たちが普段自分の顔を鏡でしか見ていないことです。
鏡の自分(左右反転)= 毎日見ている自分です。脳はこの顔を自分として深く認識しています。
カメラの自分(実物どおり)= 他人が見ているあなたです。
人間には単純接触効果という心理があり、見慣れているものに好感を持ちます。鏡の顔に見慣れているため、左右が逆になった自分の顔を見ると、脳が「何かが違う」「おかしく見える」と違和感を感じます。
顔のわずかな非対称が強調される
人間の顔は、完璧に左右対称な人はほとんどいません。目の大きさ、眉の高さ、口角の上がり方など、わずかな左右差があります。
ミラーリングをオフにすると、そのいつもの反対側にある非対称を脳が敏感に察知します。
例えば、左目が少し小さい人が鏡で見るときは左側が小さい状態に慣れています。ですが、カメラ越しでは「右側が小さい」状態になります。
このズレが、実際以上に顔が歪んでいるような錯覚を生みます。
レンズによる歪みの影響
心理的な要因以外に、PCやスマホのカメラレンズの特性も関係しています。
多くのWebカメラは広角レンズを使用しているため、画面の端にいくほど引き伸ばされたり、中央が膨らんだりするゆがみが生じやすいです。
この物理的なゆがみに、左右反転の違和感が加わることで、さらに「顔がおかしい」と感じやすくなります。
ミラーリング設定をオンにすれば自分の画面では鏡のように映る
ほとんどのWeb会議ツール(Zoom, Teamsなど)にはビデオをミラーリングする設定があります。これをオンにすれば、自分には鏡と同じ向きで表示されるので、ストレスがなくなります。
レンズの歪みを抑えるために、顔をカメラに近づけすぎないようにするのもポイントです。
ミラーリング設定をオンにすることで、自分の画面上では違和感がなくなりますが、会議をしている相手側にはミラーリングされていない実像が映ります。
相手にも自分が見ているミラーリングされた状態の映像を映すにはどうしたらいいのでしょうか?
相手側に映る自分の映像をミラーリングさせて送る機能
ZoomやTeamsなどの一般的なWeb会議ツールでは、相手側に映る自分の映像を鏡のように左右反転させて送るという標準機能は、基本的に備わっていません。
相手側ではミラーリングされない理由
手元で資料を見せたり、ホワイトボードを使ったり、ロゴ入りの服を着ていた場合、相手にはすべての文字が反転して読み取れなくなってしまうというのがひとつの理由です。
また、相手から見てあなたが資料やスピーカーを指差した方向が逆になってしまうので、コミュニケーションに混乱が生じる場合があります。
相手にミラー映像を送りたい場合の対策
相手側にもミラーリングされた自分の顔を映したい場合は、外部アプリを使って映像を加工してから会議ソフトに読み込ませるという方法があります。
OBS経由にすることで相手側にも自分のミラーリングされた映像を送る
① OBS Studioのインストール
公式サイト: https://obsproject.com/ja
② OBSにカメラ映像を取り込む
- OBSを起動し、画面下の「ソース」というパネルにある「+」ボタンをクリック
- 「映像キャプチャデバイス」を選択して、適当な名前(「Webカメラ」など)をつけて「OK」をクリック
- デバイスの選択画面が出るので、お使いのWebカメラを選んで「OK」をクリック
この時点では、反転していない映像が画面に出ます。
③ 映像を左右反転(ミラーリング)させる
ここが一番重要なポイントです。
- 画面中央に映っている自分の映像を右クリック
- メニューから「変換」を選ぶ
- その中にある「水平反転」をクリック
これで、OBS上の映像が鏡の状態になります。
④「仮想カメラ」を起動する
OBSの映像をZoomやTeamsに送り出すための橋渡しをします。
OBS画面右下にあるコントロールパネルの「仮想カメラ開始」というボタンをクリックします。
これで、PCがOBSの映像をカメラとして扱う準備ができました。
⑤ 会議アプリ(ZoomやTeams)の設定
最後に、いつも使っている会議アプリ側でカメラを切り替えます。
- ZoomやTeamsの「設定」→「ビデオ」を開く(または映像確認画面のカメラの選択プルダウンをクリック)
- カメラの選択肢の中から「OBS Virtual Camera」を選ぶ
- 画面に、OBSで反転させた自分の顔が映れば成功!
※画面に映る文字は逆になります。また、古いPCだと動作が重くなることがあります。
見せたい資料は画面共有すれば反転せず正しく映ります。
まとめ:ZoomやTeamsで相手にもミラーリング(左右反転)された映像を送るには
OBSで映像を左右反転させて、仮想カメラを開始し、そのあとZoomやTeamsのカメラ選択でOBSを選びます。
OBSですでにミラーリングされている(左右反転になっている)ため、ZoomやTeamsのミラーリング設定はオフにします。
これで自分の画面・相手側の画面どちらにも、ミラーリングされた状態の自分を映すことができます。
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