AI活用で営業を成功させる!超パーソナライズメールの作成術 | テレアポとフォーム営業の具体的な方法

AIを活用した超パーソナライズメールの作成術

AIを使いつつもテンプレートっぽさは消して、相手がこれは自分宛てだと確信する文面を作るステップです。

STEP1 AIへのインプットを極める

AIに「営業メールを作って」と頼むだけでは、ありきたりな文章しか出てきません。以下の3つの情報をプロンプトに組み込みます。

① 相手の情報

ターゲット企業のHP、最新のニュース、中期経営計画、代表のSNS投稿など。

② 自社の強み

自社製品が解決できる具体的な課題(ベネフィット)。

③ 共通点・文脈

なぜ今あなたに連絡したのか、という理由。

STEP2 プロンプト作成

以下のようなプロンプトを使うと、具体的なドラフトが作成されます。

プロンプトの例

[ターゲット企業名]の最新の決算資料によると、現在[新規事業の立ち上げ]に注力しているようです。当社の[サービス名]は、過去に同業種の[事例企業名]で[20%のコスト削減]を実現しました。

この背景を踏まえ、相手の担当者が「自社の課題を理解している」と感じるような、簡潔で誠実な営業メールを300文字程度で作成してください。

AIとつくる、4パートの構成案

AIで営業メールを作成するときは、以下の構造を意識すると洗練された内容になります。

1. 「あなたを選んだ理由」から始める

【AIの役割】企業のニュースから褒めるポイントを抽出する

文章の例

貴社の〇〇というプレスリリースを拝見し、その先進的な取り組みに感銘を受けました。

2. 仮説を提示する

【AIの役割】その企業の状況から想定される悩みを推測する

文章の例

〇〇を推進される中で、××といったリソース不足が課題になる時期ではないかとお見受けします。

3. 解決策をすこし見せる

【AIの役割】自社事例の中から相手に最も近い成功パターンを選択する

文章の例

同様の課題を抱えていた企業様が、弊社の〇〇を導入して1ヶ月で改善した事例がございます。

4. ハードルが低いCTAで締める

【AIの役割】相手の心理的ハードルを下げる締めの文章を提案する

文章の例

情報交換として、5分だけお話するお時間をいただけないでしょうか?

避けるべき、AI使用での失敗例と改善策

失敗パターン原因改善策
丁寧すぎて長いAIは標準で丁寧すぎる傾向がある「箇条書きを使って」「短文で」と指示する
具体性に欠けるインプット情報が足りない具体的な数字や事例名をプロンプトに入れる
嘘をつく存在しない実績を捏造する実績部分は必ず人間が最終チェックする

AIでメールを作成するときの黄金律

AIに8割書いてもらって、最後の2割で人が温度感を追加します。

AIが作った文章の語尾を少し崩したり、相手の担当者個人のエピソードを一行添えるだけで、返信率は劇的に向上します。

セールス・イズ 科学的に「成果をコントロールする」営業術

テレアポを成功させるスクリプト構成と心得

成功するテレアポのスクリプト構成

現代のテレアポで最も重要なのは、売り込まないことと、相手の現状に対するリサーチ(仮説)を提示することです。

1. 受付突破!誠実で事務的なトーン

営業感を出すと即座に断られます。関係者であるかのような、落ち着いたトーンが有効です。

スクリプトの例

お世話になっております。株式会社〇〇の[自分の名前]と申します。 〇〇(部署名)の責任者様、もしくは[特定の役職]の方にお繋ぎいただけますでしょうか。 先日発表された[貴社の新プロジェクト/ニュース]に関連して、専門的な情報共有でお電話いたしました。

2. 担当者への第一声は、5秒でベネフィットを伝える

担当者が出た際、ダラダラと会社概要を話すのはNGです。「なぜ今あなたに電話したのか」を即座に伝えます。

スクリプトの例

お忙しいところ恐縮です。株式会社〇〇の[名前]です。 本日は、貴社が注力されている[最新の取り組み]において、多くの企業様が直面する[具体的な課題]を解決した事例をお伝えしたくご連絡しました。

3. 仮説提示とヒアリング。相手に話してもらう

リサーチした情報をもとに、仮説を提示します。

スクリプトの例

同様の取り組みをされている他社様では、よく『〇〇のコストが上がりすぎる』や『人材の確保が追いつかない』といったお話を聞くのですが、貴社の場合はいかがでしょうか? もし既にそのあたりをクリアされているようでしたら、このお電話は失礼にあたるかと思いまして……。

ポイント

あえて引き下がる姿勢を見せることで相手の警戒心を解き、本音を引き出します。

4. 心理的ハードルを下げるクロージング

「商談」ではなく「事例の共有」や「情報交換」という言葉を使い、相手が時間を消費しているというコスト感を下げます。

スクリプトの例

ありがとうございます。その課題であれば、弊社の事例が少しはお役に立てるかもしれません。 来週のどこかで、オンラインで15分ほどだけお時間をいただけないでしょうか? 詳しいお話というよりは、他社様がどう乗り越えたかの資料を共有させていただきたいと考えております。

テレアポの成果を出すための心得

従来のテレアポ今のテレアポ
目標アポイント獲得(何でもいいから会う)課題の有無の確認(ミスマッチを防ぐ)
話し方元気よく、勢いがある落ち着いたトーン、聞き上手
武器根性とトークスキル事前リサーチと不随意的返答への対応力
断られた時粘る、食い下がる「貴重なご意見ありがとうございます」と引き、メール送付へ切り替え

テレアポで不在だった場合や受付で断られた場合には、「先ほどお電話した〇〇です」という一文を添えてメッセージを送ると、開封率が高まります。

社長がつまずくすべての疑問に答える本

フォーム営業を成功させる方法

問い合わせフォームからの営業には、多くの企業が自動送信ツールを使っています。そのため、総務や広報など受信側のガードが非常に固くなっている場合があります。

最新のフォーム営業で重要なのは、AIによる自動化をしつつも、人間らしさを表に出すことです。

ブロックを回避して、担当者の目にとまるようにするための最新Tipsをまとめました。

フォーム営業でのブロック回避と到達率向上のための4つの鉄則

1. 件名のスパム感を消す

多くの担当者は、フォームの通知メールの件名だけで削除を判断します。「【ご提案】」や「〇〇のご案内」といった典型的な営業ワードは、真っ先にフィルターにかかる可能性があります。

NG例

【重要】コスト削減のご提案zoi888

推奨

[部署名] 責任者様へのインタビュー・情報交換のお願い

先ほどお電話いたしました株式会社〇〇の[名前]です(※テレアポ後)

2. 最初の3行でリサーチ量を証明する

フォーム営業の内容は、多くの場合一斉送信だと思われています。

これを打破するには、あなたの会社のことを調べてから書いている、という証拠を冒頭に置く必要があります。

公開情報に基づいたポジティブな反応から入ることで、拒絶反応を下げることができます。

文章の例

貴社の〇〇のリリース、拝見いたしました。おめでとうございます! 以前から〇〇業界の動向を追っておりましたが、今回の貴社の[具体的な機能/戦略]は非常に画期的だと感じ、思わずご連絡いたしました。

3. メリットではなくリスクを指摘する

「安くなります」「売上が上がります」というメリット訴求は、定番なので飽きられている面があります。

心理学(損失回避性)に基づいて、このままだと損をする可能性があるということを示唆するのが効果的です。

文章の例

現在の〇〇業界のトレンド(法改正や競合他社の動き)を踏まえると、現状の[相手の課題]のままでは、半年後に〇〇というリスクが生じる懸念がございます。その対策として、他社様では〇〇を導入されるケースが増えております。

4. フォーム独自の入力項目を逆手に取る

住所や電話番号などの必須項目を適当に入力するのはNGです。

名前欄

会社名 + 氏名だけでなく、[自分の名前]@[自社サービス名]にします。

URL欄

自社のトップページではなく、相手企業専用に作成した簡易的な提案資料(Notionや専用URL)を貼ります。

クリックされたかどうかをトラッキングすることで、その後の追客の優先順位を決められます。

フォーム営業の改善チェックリスト

✅【送信時間】 火〜木曜日の「10時」または「14時」

埋もれにくく、担当者の余裕がある時間です。

✅【送信者名】会社名だけでなく個人名をフルネームで書く

人から連絡が来たという認識を持ってもらえるようにします。

✅【CTA】資料送付の許可を求める

いきなり商談を組もうとせず、返信のハードルを下げます。

✅【追電】送信から2日後に電話を入れる

一斉送信ではないという熱意の証明になります。

フォーム営業のまとめ

AIで作成した文章が氾濫している現在、いかにもAI的な文章や一斉送信感のあるメールはスルーされやすくなります。

最新のツールやAIを駆使する場合でも、結局は丁寧な手紙を送るというスタンスをとることが大切です。

ターゲット規模別・最適なアプローチ設計

メッセージだけで決めるのか、電話を併用するのか。その判断基準はターゲット企業の意思決定プロセスの複雑さにあります。

スタートアップ・個人事業主

推奨:SNS DM / 直メールのみ

決裁者が直接メッセージを読むため、電話は時間を奪う行為として嫌われる傾向にあります。

中小企業・成長企業

推奨:メッセージ + 電話

担当者が多忙でメールを見落としがちな場合があります。メールへの反応次第で「届いていますか?」と電話を入れます。

大企業

推奨:マルチチャネル(IS型)

フォーム営業、代表電話、メッセージ(DM)を組み合わせ、組織全体に認知を広げる必要があります。一度のメッセージで決まることはあまりありません。

最近の新常識、ソーシャルセリング

最近、テレアポなしで商談化するケースの多くは、LinkedInやXを活用したソーシャルセリングです。

いきなり商談依頼のDMはしない

いきなり商談のお願いDMを送るのは、フォーム営業のスパムと同じです。

相手のポストへの「いいね」や中身のあるリプライを数回行う、共通の話題や相手の発信内容に対する感謝や感想を添えてDMを送るなどの配慮も必要です。

Giveの精神でメッセージを送る

いきなり時間をくださいというのではなく、お役に立てる情報を置いておきますというスタンスが商談化への近道です。

例えば下記のようなメッセージで相手から詳しく聞きたいという返信を引き出し、自然な流れでオンライン商談へ移行します。

文章の例

先日投稿されていた〇〇の件、非常に共感しました。弊社でその課題を解決した際のチェックリスト(PDF)を作ったので、もしよろしければご活用ください。

SNSで家を売る 「タイパ時代」の営業術

1週間(5営業日)で完結するアプローチの例

各ステップのポイント

【DAY 1】AIによる準備

アクション成果物裏技
ターゲット企業の最新ニュース(決算、新製品、インタビュー)をAIに入力「なぜ今、貴社なのか」を言語化した超パーソナライズメールを送信メール内に追跡用URLを仕込み、相手がクリックした瞬間に通知が来るように設定します

【DAY 2-3】フォローアップ

アクショントーク効果
前日のメールの反応(開封・クリック)を確認した上で、電話をかける「昨日お送りした、〇〇様(担当者名)への[具体的な提案内容]の件で、補足の情報がございましてお電話いたしました。」相手はあのメールの人か、と認識しているため、見ず知らずの電話よりも圧倒的に繋がりやすくなります

【DAY 4】不在時のダメ押しフォーム

アクション内容
電話で担当者が不在だった場合、即座に問い合わせフォームから「〇〇様(担当者名)へ、お電話の件」という件名で連絡を入れる「お忙しそうでしたので、お伝えしたかった要点を3つの箇条書きでまとめました。ご都合の良い時にご確認ください」というように、相手の時間を尊重する姿勢を見せる

💡 フォーム(視覚)と電話(聴覚)を交互に使うことで、記憶に残りやすくなります。

💡 深い仮説としっかりとしたフォローによって、よくある営業ではなく真剣な提案者として認知してもらいやすくなります。

💡 URLがクリックされたかどうかを確認することで、深追いするべきか、次のターゲットに移るべきか、即判断できます。

【注意ポイント】設計にこだわりすぎると本末転倒になる

特に大きな組織では、複雑な調整が入り込むことで、設計図を書いている間に市場が変わってしまう、あるいは現場が疲弊するという本末転倒な事態が起こりやすいです。

大きい組織で緻密な設計が無意味になる理由

設計が複雑になるほど、説明資料が増え、会議が増え、実行が1ヶ月遅れます。営業において1ヶ月の遅延は、競合に先行される致命傷になります。

また、上層部が作った完璧な台本(スクリプト)は、実際に営業する側がやらされている感を感じることがあります。そうなると機械的なトークになり、最も大事な相手への共感が消えてしまいます。

ターゲットリストを精緻に作り込みすぎることで、完成した頃にはその企業の状況が変わっているということも起こりやすいです。

推奨されるのはアジャイルな設計

大きい組織であればあるほど、全体設計をガチガチに固めるのではなく、以下のスタイルが推奨されます。

60点で走り出して現場で磨く

設計に1ヶ月かけるなら、3日で仮説を作り、4日目には10社にアプローチする方が価値があります。

これは、断り文句や関心事など顧客の本当の反応こそが、唯一の正解だからです。

局地戦で先に成功事例をつくる

組織全体を動かそうとせず、まずは特定のチームや個人で「メッセージだけでアポが獲れた!」という既成事実をつくります。

設計を型に置き換える

設計に時間をかけるのではなく、誰でも使える型だけ用意して、あとは現場に任せるのが今の主流です。

設計にこだわりすぎ
賢いやり方
⭕️
「このパターンの時はこのメールを送り、3日後の14時に電話し…」と細かく指定「相手の最新ニュースを1つ入れる」「ベネフィットは3つの中から選ぶ」というルール(型)だけ決める

ベストな営業設計は、型を用意しつつも、現場が目の前の顧客に合わせて即座に微調整できる余白を残しておくことです。

計画に時間を溶かすより、一通のメッセージから得られる顧客の生の声に時間を割くのが賢いやり方です。

まとめ

この記事で紹介したAIメール、戦略的テレアポ、精密なフォーム営業を一つのフローに統合することで、これまでの数を打てば当たる的な営業から卒業できます。

ツールはあくまで手段です。その先にある、担当者の抱える悩みを深く想像し、デジタルと人間力を融合させたアプローチを続けましょう!

営業の科学 セールスにはびこるムダな努力・根拠なき指導を一掃する
1日1テーマ読むだけで身につく営業トーク大全100
営業の神様 ヤマナシさんが教えてくれたこと
図解でよくわかる! 営業は台本が9割

おすすめ