2026年も稼げる? FiverrとUpwork、フリーランスならどっちを選ぶべき?違いを徹底比較
フリーランスとして海外の案件を受注したいと思ったとき、多くの人が最初にぶつかる疑問がFiverrとUpwork、どちらに登録すればいいの? というものです。
どちらも世界最大級のフリーランスプラットフォームですが、仕組みも稼ぎ方も大きく異なります。
結論から言うと、
- スキマ時間で気軽に始めたいならFiverr
- 専門スキルを活かして本格的に稼ぎたいならUpwork
が基本的な使い分けです。この記事では、その理由を詳しく解説していきます。
- FiverrとUpworkの基本的な違い
- Fiverrの特徴を深掘り
- Upworkの特徴を深掘り
- 手数料・収益性を比較する
- 収益の受け取り方を比較する
- 名前、ブランディングの違い【実名 vs ビジネスネーム】
- 2026年の市場動向 AIの影響をどう見るか
- 【結論】両方使うのが現実的
- よくある質問
FiverrとUpworkの基本的な違い
まずは全体像をつかむために、主な違いを表にまとめました。
| 項目 | Fiverr | Upwork |
|---|---|---|
| 仕組み | サービス(Gig)を出品し、買い手が見つけて注文する | クライアントの募集案件に自分から提案(Proposal)を送る |
| 案件獲得の主な方法 | 検索・アルゴリズムでの露出、レビューの蓄積 | 積極的な応募、プロフィールと提案文の質 |
| 価格設定 | 自分でパッケージ価格を固定設定 | 案件ごとに交渉(時給制・固定報酬制) |
| 手数料 | 一律20% | 段階制(直近の請求額に応じて変動、初期は高め) |
| 案件規模の傾向 | 小〜中規模の単発案件が中心 | 中〜大規模、継続案件(長期契約)も多い |
| 初期の案件獲得難易度 | 実績・レビューがないと露出されにくく、最初がやや難しい | 提案を積極的に送る必要があり、応募には有料クレジット(Connects)を消費 |
Fiverrの特徴を深掘り
メリット
- サービスを出品しておけば、あとは買い手が見つけて注文してくれる待ちの営業スタイル
- パッケージで価格や納期を自分で決められる
- 定型化しやすいサービスと相性が良い
デメリット
- アカウントを作ったばかりの頃は検索結果に表示されにくく、最初の受注までが大変
- 単価競争が起きやすく、意識しないと安売りになりがち
Fiverrはこんな人におすすめ
- スキマ時間で副業を始めたい人
- パッケージ化しやすい明確なスキルを持っている人
- まずは実績とレビューを積みたい人
Upworkの特徴を深掘り
メリット
- 専門性の高いプロフィールと提案文次第で、高単価・大型の案件を獲得しやすい
- 長期契約(継続的な業務委託)に発展しやすく、収入が安定しやすい
- 職歴やスキルをアピールできるため、専門知識を活かしたキャリアと相性が良い
デメリット
- 案件に対して自分から提案文を送る必要があり、手間がかかる
- 応募にはConnects(有料クレジット)が必要で、応募するだけでもコストがかかる
Upworkはこんな人におすすめ
- 特定分野の専門スキルや実務経験がある人
- 単発ではなく、継続的なクライアントとの関係を築きたい人
- 積極的に営業活動ができる人
手数料・収益性を比較する
Fiverrは売上に対して一律20%の手数料がかかります。例えば$100の案件を受注した場合、手元に残るのは$80です。
一方Upworkは段階制で、同じクライアントとの取引額が増えるほど手数料率が下がっていく仕組みです。長期契約が多い分野では、Upworkの方が結果的に手数料負担が軽くなるケースもあります。
ですが、Upworkは応募のためのConnects購入費用もかかるので、手数料だけで単純比較できない点には注意が必要です。
収益の受け取り方を比較する
稼いだお金が、いつどうやって手元に届くかは、フリーランスにとって手数料と同じくらい重要なポイントです。
| 項目 | Fiverr | Upwork |
|---|---|---|
| 資金がロックされる期間 | 注文完了後14日間(トップ評価セラーは7日) | ・週次請求(時間制) ・クライアント承認後5日間(固定報酬制) |
| 主な出金方法 | PayPal、Payoneer(銀行振込含む)、銀行振込(SWIFT) | 米国銀行直接振込(ACH)、Payoneer、PayPal、ローカル銀行振込、Instant Pay、電信送金 |
| 出金手数料 | PayPalは無料、Payoneer / 銀行振込は方法による | ACH(米国口座)は無料、ローカル銀行$0.99、Instant Pay$2、USD電信送金$50 |
| 通貨換算手数料 | Payoneer等の為替レートに依存 | 非USD口座への出金時、仲値+1.5%の為替手数料が発生 |
| 1回あたりの出金上限 | $5,000(取引ごと) | 方法により異なる |
| 入金から着金までの体感期間 | 最短でも合計2週間程度(14日ロック + 送金日数) | 合計で2〜3週間程度になることも(週次締め + 5日ロック +n送金日数) |
Fiverrは待機期間がシンプルです。14日固定なので予定が立てやすい一方、初期は資金繰りに影響しやすい面もあります。
一方、Upworkは二段階の待ちがあり、週次の請求サイクルに加えて5日間の保留期間が挟まります。そのため、体感的にはFiverrより資金化までが長くなりがちです。
また、どちらも国際送金では手数料の差が大きく出ます。日本など米国外に住んでいる場合、為替手数料や送金手数料がかさみやすいため、Wiseのような多通貨口座を経由して手数料を抑える方法を選ぶフリーランサーも増えています。
名前、ブランディングの違い【実名 vs ビジネスネーム】
意外と見落とされがちですが、プロフィールに表示できる名前の自由度も両プラットフォームで大きく異なります。
| 項目 | Fiverr | Upwork |
|---|---|---|
| 公開プロフィール上の名前 | 表示名は本名・屋号・任意の名前を設定可能 | 本人確認書類に記載された氏名が認証済みの名前として使用される |
| ビジネス名の扱い | 個人でも屋号を名乗れる。エージェンシー(チーム)アカウントでは屋号か担当者個人名かを選択できる | 実質的に選択肢はなく、本人確認書類の氏名がそのまま使用される |
| 本人確認(KYC)時の扱い | 表示名がビジネス名でも、出金や税務処理の際は別途本名の提示が必要 | 本人確認には政府発行の身分証明書(写真・署名・氏名・生年月日)が必要で、確認後の氏名が契約書や請求書に表示される |
| 屋号を前面に出せるか | 可能。個人事業主やフリーランサーでもブランド名を前面に出しやすい | 基本的に不可。個人事業主として活動していても、契約書や請求書には本名が表示される |
Fiverrは表示上の自由度が高く、個人でも屋号やブランド名を名乗ってサービスを展開できます。ただし出金や税務処理の裏側では本人確認が必須で、そこでは本名の提出が求められます。
一方Upworkは基本的に本名主義で、プロフィール上の名前も含めて実名がベースになる設計です。
屋号でブランディングしたいというニーズがある人にとっては、この違いはプラットフォーム選びの決め手になり得るポイントです。
2026年の市場動向 AIの影響をどう見るか
ここまで仕組みや手数料の違いを見てきましたが、そもそも2026年現在、FiverrやUpworkで活動するメリットはあるのか?という疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
生成AIの普及によって、フリーランス市場は大きな転換期を迎えています。
厳しくなっている面
コモディティ化した、誰でもできる単純作業はAIとの価格競争にさらされています。生成AIが安価に大量のアウトプットを生み出せるようになったことで、価格とスピードだけで勝負してきたフリーランサーは苦戦しやすくなっています。
実際、両プラットフォームともアプリのダウンロード数は前年から減少傾向にあり、この流れは2026年も続いています。Upwork自身も、AIによる自動化の加速を理由に2026年の売上見通しを下方修正しています。
需要が伸びている面
一方で、専門性の高いスキルへの需要はむしろ拡大しています。Upworkでは、AI関連スキルを持つフリーランサーへの需要が前年から27〜109%増加したというデータもあり、企業はAIを使いこなせる人材、そしてAIの成果物を人間の目で品質保証できる人材を積極的に求めています。
翻訳分野に関しても悲観一色ではありません。Fiverrの分析によると、中小企業は高品質かつ専門性の高い仕事については依然として人間の専門知識に大きく依存しており、翻訳カテゴリーは前年同期比+55%の伸びを見せています。
結局、活動する価値はあるのか
結論としては、誰でもできる仕事で戦うなら厳しい市場ですが、専門性を掛け合わせられるなら十分にチャンスがあるというのが実態に近いでしょう。
△ 厳しい
定型的な直訳、簡単な文字起こし、汎用的なテンプレート作業
◎ 伸びている
特定業界の専門知識(IT、法務、医療など)× 語学力、AIの出力を検証・修正できる品質管理スキル、UXやマーケティングなど周辺スキルとの掛け合わせ
つまり、プラットフォーム自体の旬が過ぎたというより、価格競争ゾーンから専門性ゾーンへ市場の重心が移っていると捉えるのが正確です。
プロフィールやGigを設計する際は、この専門性をいかに前面に打ち出せるかが、2026年以降の成否を分けるポイントになりそうです。
【結論】両方使うのが現実的
多くの成功しているフリーランサーは、実はFiverrとUpworkを併用しています。
- Fiverr → 実績作りや副業レベルの安定収入源として
- Upwork → 専門性を活かした大型案件・継続クライアントの獲得源として
初心者であれば、まずFiverrで小さな案件をこなしてレビューを蓄積し、並行してUpworkでプロフィールを作り込みながら提案を送っていく、という進め方が現実的です。
よくある質問
Q. 両方同時に登録してもいいの?
A. 問題ありません。多くのフリーランサーが複数プラットフォームを併用しています。
Q. 初心者にはどちらが向いている?
A. 手軽に始めたいならFiverr、専門スキルに自信があり営業活動も苦にならないならUpworkがおすすめです。
Q. どちらの方が稼げる?
A. 一概には言えませんが、専門性の高い分野(IT、法務、医療など)ではUpworkの方が高単価案件を獲得しやすい傾向があります。一方、定型的なサービスはFiverrでも安定した副収入になり得ます。
※この記事はフリーランスプラットフォームの一般的な仕組みに基づいています。手数料率やシステムの詳細は変更される場合があるため、実際に登録する際は各プラットフォームの公式情報も確認してください。












