人生というゲームとその遊び方 | THE GAME OF LIFE AND HOW TO PLAY IT
『The Game of Life and How to Play It』(著者:フローレンス・スコヴェル・シン / Florence Scovel Shinn)は1925年にアメリカで出版されて以来、後の引き寄せの法則ブームの源流とも呼ばれ続けている自己啓発の古典中の古典です。
- 人生というゲームとその遊び方
- 【目次】人生というゲームとその遊び方 | THE GAME OF LIFE – AND HOW TO PLAY IT
- ニューソートとは?
- この本に出てくる神について
- 100年前の本が今も読まれる理由
人生というゲームとその遊び方
フローレンス・スコヴェル・シン
第1章 | ゲーム(THE GAME)
多くの人は人生を戦いだと考えていますが、それは戦いではありません。ゲームなのです。
ただしこのゲームは、霊的な法則(spiritual law)を知らなければうまくプレイすることができません。旧約聖書も新約聖書も、驚くほど明快にこのゲームのルールを示しています。イエス・キリストは、これを与えることと受け取ることの壮大なゲームであると教えました。
“種を蒔けば、その通りに刈り取る”これは、人が言葉や行いによって送り出したものは、必ず自分のもとへ返ってくるということを意味しています。与えたものを人は受け取るのです。
憎しみを与えれば憎しみを受け取り、愛を与えれば愛を受け取り、批判を与えれば批判を受け取ります。嘘をつけば嘘をつかれ、人を欺けば欺かれます。そしてまた、人生というゲームにおいて、イメージング能力が主要な役割を果たすということも教えられています。
“何よりもあなたの想像力を守りなさい。そこから命の源が湧き出るからです”(箴言 4:23)
これはつまり、人が心に思い描くものは、遅かれ早かれその人の身の上に形となって現れる、ということです。私はかつて、ある病気を恐れていた男性を知っています。それは非常に稀で、かかることの難しい病気でした。しかし彼は絶えずその病気のことを思い描き、それについての本を読み続けました。やがてその病気は彼の体に現れました。そして彼は歪んだ想像力の犠牲となり、命を落としてしまったのです。
つまり、人生というゲームをうまくプレイするには、イメージング能力を鍛える必要があるのです。良いものだけをイメージするように訓練されたイメージング能力を持つ人は、健康、富、愛、友人、完璧な自己表現、そして最高の理想といった、心の中にあるあらゆる正しい願いを人生に引き寄せます。
想像力は”マインドのハサミ”と呼ばれ、それは日々絶え間なく人が心に思い描く映像を切り抜き続けます。そして、人はやがて自分自身が創り出したものと外の世界で出会うことになります。想像力をうまく鍛えるには、まず自分の心の仕組みを理解しなければならならないのです。ギリシャ人はこう言いました。”汝自身を知れ”と。
心には三つの領域があります。潜在意識、顕在意識、そして超意識です。潜在意識とは、方向を持たない、ただの力にすぎません。それは蒸気や電気のようなもので、命じられたことをそのまま実行するだけであり、自ら判断する力を持ちません。
人が深く感じたこと、あるいは鮮明に思い描いたことは何であれ、潜在意識に刻み込まれ、細部に至るまで忠実に現実として実行されます。
たとえば私の知っているある女性は、子供の頃いつも”未亡人ごっこ”をしていました。黒い服を着て、黒の長いベールを身にまとっていたのです。周りの人々は、彼女をとても独創的で面白い子だと思っていました。彼女は成長し、深く愛していた男性と結婚しました。ところが、ほどなくして夫は亡くなり、彼女は長年にわたって黒い服とベールを身につけ続けることになりました。未亡人としての自分の姿が潜在意識に深く刻み込まれ、やがてそれが現実として具現化したのです。たとえ、それがどれほど人生を翻弄するものであったとしても。
顕在意識はこれまで、有限の物質的な意識と呼ばれてきました。
それは人間的な意識であり、人生を見かけ通りに見る心です。死、災難、病、貧困、あらゆる種類の制約を見て、それを潜在意識に刻み込んでしまいます。
超意識とは、すべての人の内にある神の意識(God Mind)であり、完璧なアイデアの領域です。
そこには、プラトンのいう”完全なひな型”、すなわち神の設計図(Divine Design)が存在します。なぜなら、すべての人にはそれぞれの神の設計図が用意されているからです。
あなたには、他の誰にも埋めることのできない場所があり、あなたにはそれは他の誰にもなすことができない使命が………
【日英対訳版】人生というゲームとその遊び方 | THE GAME OF LIFE AND HOW TO PLAY IT
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【目次】人生というゲームとその遊び方 | THE GAME OF LIFE – AND HOW TO PLAY IT
- ゲーム | THE GAME
- 繁栄の法則 | THE LAW OF PROSPERITY
- 言葉の力 | THE POWER OF THE WORD
- 非抵抗の法則 | THE LAW OF NONRESISTANCE
- カルマの法則と許しの法則 | THE LAW OF KARMA and THE LAW OF FORGIVENESS
- 重荷を委ねる(潜在意識への刻印) | CASTING THE BURDEN (Impressing the Subconscious)
- 愛 | LOVE
- 直感または導き | INTUITION OR GUIDANCE
- 完璧な自己表現、あるいは神の設計図 | PERFECT SELF-EXPRESSION or THE DIVINE DESIGN
- 否定と肯定 | DENIALS AND AFFIRMATIONS

ニューソートとは?
本書は20世紀初頭のアメリカで広まった「ニューソート(New Thought)」という精神哲学を背景にしています。
ニューソートでは、
- 人の意識や言葉には人生を方向づける力があること
- 恐れではなく信頼を選ぶこと
- 自分本来の可能性を信じること
などを大切にします。
また、「神」は外側だけに存在するものではなく、私たち一人ひとりの内にも働く知性として語られます。
そのため、本書は宗教書というよりも、人生との向き合い方を説く精神哲学の古典として読むこともできます。
この本に出てくる神について
この本には「神(God)」という言葉がたびたび登場します。
ですが、本書で語られる神は宗教上の人格神というだけではありません。
著者は同じ存在を Divine Mind(神の知性)、Infinite Intelligence(無限の知性)、Infinite Spirit(無限のスピリット) など、さまざまな言葉でも表現しています。
そのため、「神」を、宇宙や生命を貫く創造的な知性や、私たちの内にも働く根源的な力というイメージで読むこともできると感じています。
自分にしっくりくるイメージで読むのがよさそうです。
100年前の本が今も読まれる理由
この本が書かれたのは約100年前です。
それでも今なお多くの人に読まれている理由は、現実を変えようとする前に、まず自分の意識を整えるというメッセージが、時代を超えて響くからではないでしょうか。
本書には宗教的な言葉も多く登場しますが、それらを人生の根源的な知恵を表す象徴として読むと、新しい気づきが得られるかもしれません。
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