Macのバッテリー容量を表す mAh(ミリアンペアアワー)とは?

Mac(や他のノートPC)のバッテリー容量を表す mAh(ミリアンペアアワー) は、バッテリーがどれだけ電気を貯められるかを示す指標です。
ざっくり言うと、バッテリーの「タンクの大きさ」を表しています。
1. mAhの意味
- mA(ミリアンペア):電流の大きさ
- h(アワー):時間
- mAh = その電流を何時間流せるか
たとえば「5000mAh」と書かれていたら、
- 5000mA(5A)の電流を1時間流せる
- または、1000mA(1A)なら5時間流せる
という意味です。
ただし、これは理論上の計算で、実際は電圧や効率によって変わります。
2. Macの場合の見方
Macの「システム情報 > 電源」などで見られる
- 完全充電時の容量(Full Charge Capacity)
いまのバッテリーが満タンに貯められる電気量(mAh)
- 設計容量(Design Capacity)
新品時のバッテリーが持っていた容量(mAh)
これを比べるとバッテリーの健康度が分かります。
例
新品 7000mAh → 今 6300mAh(90%)ならまだ健全
80%を切ると「そろそろ交換かな」という目安です。
3. 注意点:mAhは直接「駆動時間」ではない
mAhはあくまで容量(電気量)であり、実際の駆動時間は、Macがどれくらい電力を消費するか(消費電流)によります。
同じmAhでも、負荷が高い作業をすると早く減ります。
まとめ
- mAh = バッテリーのタンクの大きさ
- 「完全充電時の容量」=今どれくらい入るか
- 「設計容量」と比べると劣化具合がわかる
- 駆動時間はmAhだけでなく消費電力にも依存する