A3、A4など紙のサイズ規格一覧
A1、A2、B1、B2などのサイズは、主に紙の規格に関連するものです。これらのサイズは国際標準化機構(ISO)が定めた「ISO 216」という規格に基づいています。以下で、それぞれの規格について詳しく説明します。
A判(Aシリーズ)
Aシリーズは、最も一般的に使用されている紙のサイズ規格です。このシリーズは、A0サイズを基準にして、各サイズが半分に折られていく形で決まります。
A0 約841 × 1189 mm(84.1 × 118.9 cm):このサイズの面積は1平方メートルで、Aシリーズの基準となります。
A1 約594 × 841 mm(59.4 × 84.1 cm)
A2 約420 × 594 mm(42.0 × 59.4 cm)
A3 約297 × 420 mm(29.7 × 42.0 cm)
A4 約210 × 297 mm(21.0 × 29.7 cm):一般的なコピー用紙やプリンター用紙のサイズです。
A5 約148 × 210 mm(14.8 × 21.0 cm)
A6 約105 × 148 mm(10.5 × 14.8 cm)
A7 約74 × 105 mm(7.4 × 10.5 mm)
Aシリーズの特徴は、縦横の比率が1:√2(約1.4142)で統一されていることです。この比率により、どのサイズでも半分に折っても形が崩れません。
B判(Bシリーズ)
Bシリーズは、Aシリーズよりも一回り大きなサイズ規格です。Aシリーズと同様に、B0を基準にして各サイズが決められています。
B0 約1000 × 1414 mm(100.0 × 141.4 cm)
B1 約707 × 1000 mm(70.7 × 100.0 cm):B0を半分に折ったサイズです。
B2 約500 × 707 mm(50.0 × 70.7 cm)
B3 約353 × 500 mm(35.3 × 50.0 cm)
B4 約250 × 353 mm(25.0 × 35.3 cm):日本では雑誌や書籍に使われることが多いです。
B5 約176 × 250 mm(17.6 × 25.0 cm)
B6 約125 × 176 mm(12.5 × 17.6 cm)
B7 約88 × 125 mm(8.8 × 12.5 cm)
BシリーズもAシリーズと同様に縦横の比率が1:√2です。ただし、面積の計算はAシリーズと異なり、B0は1平方メートルよりも大きく設定されています。
C判(Cシリーズ)
Cシリーズは、主に封筒のサイズとして使用されます。Cシリーズのサイズは、対応するAサイズの紙がちょうど入るように設計されています。
C4 約229 × 324 mm(22.9 × 32.4 cm):A4用紙がちょうど収まるサイズです。
C5 約162 × 229 mm(16.2 × 22.9 mm):A5用紙がちょうど収まるサイズです。
これらのサイズ規格は、印刷物や製本、文房具など、さまざまな分野で広く利用されています。用途に応じて、適切なサイズを選ぶことが重要です。